「ニュースや人から聞く限り、「介護」って大変らしい。」
「今のところ、家族や自分は元気だけど、いざとなったらどうしよう!」
とご心配の方は多いと思います。
今日は、介護保険の業界が長かった私が、介護の事前準備について有益な情報をお伝えできたらと思います。今日は、お金編です!
お伝えする前に、私の簡単な経歴を。
小さな小規模デイサービスで1年。
認知症対応型デイサービスで7年。(ここではお泊まりや訪問介護も対応していました。)
居宅介護支援事業所のケアマネジャーとして9年です。
以上の経験から、介護に必要なのはこの3つ!と感じたものがあります。
それは、お金、人、工夫です。
一つずつ掘り下げましょう。
今日はお金です。
あるに越したことはありませんが、お金がすべてではないのは、順を追って説明します。
金は大事やからな。
介護保険利用の時のお金の割合
もし、ご家族の介護が必要なら、介護保険のサービスを利用されるのが一般的ですね。
「認定調査」という、介護の度合いを確認する調査を受けて、「要介護」か「要支援」という認定が降りると、介護保険のサービスを受けることができます。
介護保険のサービスは、基本1割負担です。
つまりは10,000円のサービス負担額は単純計算で1,000円。
90%オフのディスカウントです。
すげ〜〜〜!お得やんか!
たまに2割3割の負担の人もいますが、それなりに年金などの収入が多い方なので、感覚は似たようなものでしょう。
知ってる人は知ってるけど、毎月支払いをしている家族や本人でも、実際の支払いがすべてだと感じてしまわれることが多いのです。
この辺、サラリーマンが控除額などを気にせずに手取りだけを把握しているのと似ていますね。
ケアマネジャーは、月に一回、ものすんごく細かい計算の入った「利用票」というものを説明しつつ渡しますが、みなさま
「ほんで、支払い額は?」
という感じ。
よくわかります。理解させるつもりがあるのか?という感じの、思考力を奪う数字と加算がずらっと並びますので。
具体的なお金の話
ただ、多くの人は、急に寝たきりのガチガチの介護が必要になるわけではありません。
病気や怪我などをきっかけにして、不便なこと、自分ひとりではできないことが徐々に増えていくのです。
デイサービスを利用する、福祉用具をレンタルするなどがよくある介護の入り口です。
毎月1万円以下から、数万円の負担まで、担当のケアマネジャーと相談して決めていくことになります。
あまり知られていないけれど、とっても便利なのが、福祉用具のレンタルです。
福祉用具レンタル
置き型手摺のレンタルなどの実際の負担額は、月数百円です。
底の鉄板が重くてしっかりしているので、工事をしなくても手すりを付けることができます。
以前転倒してしまった玄関や段差などに置くと安心ですよね。
自宅の中にも、屋外にも設置することができます。
大きさによって300〜1,000円/月でレンタルすることができます。
安いやんか。
先ほどお話ししたように、本来3,000〜10,000円かかるのが1割負担でこの金額なのです。
長くなったので、続きはまた明日!
今日も良い日になりますように。
ではまた明日!