ブックレビュー「お金持ちになれる黄金の羽の拾い方 2015 知的人生設計のすすめ」

空の上のマンション 本の楽しみ

この本は2002年12月に発売された30万部を超えるベストセラーである橘玲氏の著書「お金持ちになれる黄金の羽の拾い方」の改訂版です。

2002年というと今からちょうど19年前。
その後2014年にこの本は改訂版として出版されています。
適切な箇所が修正され、充実の内容です。今が2021年なので、7年前の本ということになりますが、自分にこの分野の知識の蓄積がなく、古いとはまったく感じませんでした。
著者は本の最初で、

本書で繰り返し問われているのは、「経済的な視点から見て、私たちが生きているのはどういう社会なのか」ということです。それを知ることではじめて、”正しく”生きる方法がわかります。

「お金持ちになれる黄金の羽の拾い方2015知的人生設計のすすめ」より引用

とのこと。
圧倒的な情報量と分析によるこの本を読み解くことで、社会とお金のルールを理解を深めることができます。


ルールが理解できない試合で勝つことはできません。
「お金について、ちゃんと学んでいこうじゃないか!」
と思える部分です。

お金と自由について

鞄に札束

最近の自分の読書のトレンドは「お金」です!
身も蓋もないのですが、これほどまでにお金への興味が強くなったのは初めてです。
これまでは、

「人生で一番大切なのは、自由だよね!」


という方針のもと、力一杯、自由に過ごしてきました。
逆にお金に興味が薄く、20代は可能なかぎり海外で過ごしたり(すごい貧乏旅行で)、山小屋の管理人として働いたりして、自由を謳歌したものの、結婚、出産、離婚を経て、いつの間にか子育てに必死の生活になり、自由について考えることからも離れていた気がします。

娘がもう少しで成人するという今日この頃、「自由」について再び思いを馳せる余裕が出てきました。
そして、若い時と違ってやっと現実が見えてきました(遅。)。

「人を自由にしてくれるのはお金」

だと。
別に守銭奴のようになりたいわけではありません。
ただ、働く内容の自由や、住む場所の自由、時間の自由など、ささやかな生活を守るためのお金は必要だと強く感じるのです。


最近になって、真剣にお金についての勉強をしている中で、この本に出会いました。
とにかく圧倒される情報量と分析。
この内容を受け止めるには、知識が足りないのが恥ずかしい限りですが、今後、前向きに勉強を続けたいと思います。

この本は、大きく三部の構成です。
せっかくなので、それぞれ心打たれた部分を確認していきたいと思います。

PARAT1「人生を最適設計する資産運用の知識」

ここでは、のっけからお金持ちになれる3つの方法が書かれています。

・収入を増やす
・支出を減らす
・運用利回りを上げる

「お金持ちになれる黄金の羽の拾い方2015知的人生設計のすすめ」より引用

なんてシンプルで美しいんでしょう。


自分的には、「支出」だけが物欲が少ないおかげで合格。


「運用利回り」については、やっとこNISAを始めたので正解なのでは!?と思いたいけれど、「長期投資が成功するとはかぎらない」の部分で再びドキドキ。
読んでいてテンションの振り幅が激しい部分です。

「誰も知らない資産運用の常識」の他、「不動産の呪縛を解き放つ法則」「生命保険は損をすることに意味がある」「見えない貧困化が広がっている」についての情報は読まないと損!の一言に尽きます。

PARAT2 人生を最適設計するマイクロ法人の知識

木にお札

ここでは年金、税、社会保障、融資等について、「個人と法人」の対比がされています。


最適解は「法人」の立ち上げなのですね!という結論がわかったからといって、普通の人間は、
「じゃあ、法人を立ち上げよう!」
とはなれないのが悲しいところ。
ただ、言い訳をしないで真面目に学び続けようと思う、価値ある部分でした。


また、ここに出てくる「複利の資産運用」の表についてはあまりの額の差に二度見、三度見をしてしまいます。


知っているか、知らないか。やるか、やらないかで、こんなに大きな差が生まれるなんて。


この中に出てくる、

支出を減らすことは誰にでもできますし、それによって確実に家計の純利益は増大し、資産は大きくなっていきます。「金持ちはケチだ」とよく言われますが、これは論理が逆で、「ケチだから金持ちになれた」のです。確実に資産を増やす方法が目の前にあるにもかかわらず、それを実行しない人間が、資産形成に成功できるはずがありません。宝くじで大金を当てた人の大半は、浪費癖によって結局貧乏に戻ってしまうのです。

「お金持ちになれる黄金の羽の拾い方2015知的人生設計のすすめ」より引用

という部分は、えらく現実的で説得力があり、参考にしやすい助言ですね。
多くの人が、

「そんなこと知ってるよ」

と言いつつも、実行するのが困難な部分ではないでしょうか。

また、そのためのコスト削減については、家計の中の大きな支出である住宅費生命保険についての言及があり、そのコストが適切かどうかの見直しについては、額が大きいだけに効果は絶大でしょう。
とっても親切!

PARAT3 人生を最適設計する働き方

この章は極端にページ数は少ない。
そして少ないページ数の中に、「人生を最適設計する働き方」についての解がぎゅっと書かれています。
もう一度働き方を考え直したい大人にとっても、これから職業選択をする若い人にとっても、心強い道標になる部分でしょう。

たった14ページです。
この14ページを読むだけでも価値があると思います。

お金についてよく学ぶことの必要性

芽

こんな素敵な著書も著者も、今まで全く知らなかったなんてびっくりです。
本が好きと言いながらも、清くお金に興味のない生活を貫いていたからでしょう。
ただ、この年になって急に目覚めたので、これから新しい世界に船を出すような、楽しい気持ちです。
ワクワクする〜!(我ながら楽天的)

そして、最終確認の為少し調べましたら、
改題『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ』、2017年
が出版されているのですね!
売れる本だからこそ次々と改題が・・・!
残念ながら、一通り2015年版で書き上げてしまったので、一旦このままで失礼いたします。

まだまだ未消化な部分が多く、ブックレビューとするのも、本当は恥ずかしいのです。
拙い内容ではありますが、公開することで自分の中で記録とし、蓄積できたらと思います。
そして、可能なら、みなさまの生活のお役にも立ちますように。

では、今日もありがとうございました!
良い週末を。
また明日!

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