「ニュースや人から聞く限り、「介護」って大変らしい。」
「今のところ、家族や自分は元気だけど、いざとなったらどうしよう!」
とご心配の方は多いと思います。
介護保険の業界で、現場スタッフやケアマネージャーとして経験が長かった私(合計17年間)が、介護の事前準備についてお伝えできたらと思います。
気持ちの準備ができることで、実際介護が必要になった時に、安心して対応できますよ。
ずっと介護の現場に身を置いて、介護に必要なのはこの3つ!と強く感じたものがあります。
それは、お金、人、工夫です。
一つずつ掘り下げましょう。
今日は人的資源です。
介護の人的資源
あるに越したことはありませんが、人手がすべてではないのは、お金と共通しています。
まずはじめに「介護はチームプレーだ」ということです。
もし、ご家族の介護が必要になった時、相談できる、もしくは協力できる人はおられますか?
基本、人数がいる方がいいですが、関係性が悪いならいっそ1人のほうがいいのかもしれません。
はっきり言うな〜。
キーパーソンについて
医療関係者も介護保険関係者も、ご家族の中で、基本「キーパーソン」を確認します。
「キーパーソン」
とは、介護される人自身のことをよく知っていて、家族としてさまざまな判断を引き受ける人のことになります。
家族の中で意見がまとまらないときでも、決定する人が必要だからです。
重荷に感じる方もおられると思いますが、医療関係者や介護関係者と直接相談できるし、わからないことはその場で確認できるので、実は誰でもできます。
ご安心くださいね。
じゃっ、キーパーソンが一人いたらいいんじゃね?
というのは大きな間違いです。
介護はチームプレー
基本、介護は「チームプレー」ひとりより、チームプレーの方が、グッと負担感は軽くなるし、うまくいくことが多いのです。
一人っ子はどうすんねん!
私はひとりっ子だ!という人も、あわてないでください。
その場合、かかりつけ医、デイサービスなどのサービス事業所、ケアマネジャー、必要なら市役所、地域の民生委員さんなどとも協力してチームを作るので、基本的に孤軍奮闘ということにはなりません。
むしろ、ひとりで抱え込むと自分も、介護されるご本人もしんどくなってしまいます。
もちろん、自分は負担感が強くてしんどいし、介護されるご本人は、介護者さんのおつかれは敏感に感じ取られることが多いので、しんどいのです。
介護が必要になるということは、この場合、認定調査で「要支援」か、「要介護」が出ていることを想定します。
認定調査、要支援、要介護について詳しくはまた今度!
「要支援」はその字面の通り、日常生活に「支援を要する」
「要介護」は、日常生活に「介護を要する」という状態と言えます。
相変わらずざっくりやな。
日常生活なので、介護サービスでデイサービスに行ったり、福祉用具で手すりをレンタルしても、定期受診や、毎日の食事など対応すべきことはけっこうありますよね。
介護保険でケアマネジャーがついたから安心とは言えません。
残念!
とにかく、日常生活自体が不便なので色々工夫が必要です。
長くなったので、工夫についてはまた次回!
メリークリスマス!
いまさら?
ほんで、俺にプレゼントを。
ささみがいいな。
では、今日も良い日になりますように。
また明日。