ゆるゆる認知症予防。食べてはいけない食品の紹介と実験。

生活

現代の社会で、「認知症」を恐れない人はいないのではないでしょうか。

誰もが家族や自分自身が
「なったらいやだなあ」
と思いつつ、発症しないようにただただ不安で座して待つ以外、なかなかむつかしい状況だと思います。もしくは、ご家族がすでに認知症で、困っておられる方も多いのでは?

おそらく、現代人が待ち望んでいるのは
「まさに夢の新薬。この薬で認知症が劇的に改善!」
「回復して元の通り!元気に過ごせています!」
「もう認知症に悩まされない。根本治療!」
というような魔法の一粒。

ただ、そのような解決はまだまだむつかしい様子です。
「アデュカヌマブ」という舌をかみそうな名前の新薬が現れていますが、承認を待ちであり、私は医師でもないので、この件については保留とさせていただきます。

ただ、何も策を打たないのはありえない。

おすすめの書籍紹介

介護福祉士とケアマネージャーの資格を持ち、17年以上現場で働いてきた私(今は離れています)としては「認知症予防」や「認知症治療」は気になるワードです。
せめて、内容に説得力のあった、

「アルツハイマー病真実と終焉」
”認知症1150万人”時代の革命的治療プログラム
著者  デール・ブレデセン
監修者 白澤卓二
訳者  山口茜
ソシム株式会社発行
2018年3月1日初版発行

の情報から、日常生活で取り入れることが可能なこと、コツコツできる認知症予防について考えたいと思います。
この本の著者、デール・プレデセン氏は、裏表紙から引用すると

アルツハイマー病などの神経変性疾患の世界的権威。カリフォルニア工科大学を卒業後、デューク大学メディカルセンターでMDを取得。カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)で神経学のチーフ・レジデントを務めた後、ノーベル賞受賞者のスタンリー・B・プルシナー博士に師事し、プリオンとアルツハイマー病の関連性について多くの研究を行う。UCSF、UCLA、カリフォルニア大学サンディエゴ校で教職を歴任。バーナム研究所にて高齢化プログラムを指導後、1998年、加齢専門研究所であるBuck Instituteの創業時社長兼最高責任者(CEO)に迎えられる。現在数百人の医師に「リコード法」の教育、普及を行うMPI Cognitionを創立、最高責任者を務める。

という、とっても信頼できそうな立派な経歴の先生。
また、監修者である白澤拓司先生についてはご自身にたくさんの著書があり「「いつものパン」があなたを殺す」なども有名ですよね。

食事改善について

以下は、この本のほんの一部を参考にした食事などについての生活に基づく体験記です。
この本を参考に、私は不完全ながらも食事やストレスコントロール、運動などを見直して一年経ちました。

結論、認知症予防かどうかは不明。なんせ46歳で今は発症していませんが、この先認知症になるかもしれないので。
ただ、体重が2.3kg減って、お腹がへっ込みました。
健康には間違いなく良さそうです。
生活習慣病(がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病など)の予防にはなると思います。

この「アルツハイマー病の真実と終焉」については読みやすい文面ながらも、途中から急〜に専門的になり、ブログなどにまとめるのは無理だと思いました(すぐに、ええ、すぐにあきらめました)。

ただ、予防治療法『リコード方』の一部である、食品の指定はすごくキッパリと、わかりやすくまとまっており、せめてここだけでも参考にして、生活に取り入れられたらと思って自分の生活で実験してみたところです。ただ、すごく厳密だったので、ずいぶんと緩めに設定しました。他は、運動やストレスコントロールも参考にして過ごしています。

ちょうど46歳(胸をはる)、認知症予防を始めるのにうってつけだと思います。
そもそも友人には
「あんたは、もともと忘れっぽいから認知症になってもわからないよ〜。」
と言われる私(いじられ放題)だからこそ、やっておく必要を感じるのです。真剣。

著書から正確に引用すると、

「できれば避けたい食品」
・パン(白も全粒粉パンも)、パスタ、米、クッキー、ケーキ、キャンディー、ソーダを含む砂糖と単純酸素化物類
・穀物
・グルテン
・乳製品(最小限にするが、チーズやオーガニックの全乳(または生乳)あるいはプレーンヨーグルトならよい)
・加工食品(原材料のリストが記載されたパッケージに入っていたら避けること)
・マグロ、サメ、カジキマグロなど水銀汚染度が高い魚
・パイナップルなどGI値(グリセミック・インデックス)が高い果物

・・・以上だそうです。
「え、米もダメ?じゃあ、何を食べればいいの?」
となりましたね・・・。私もお米大好き。パスタもクッキーも!辛いですね。

ご安心ください。逆に「よく(頻繁に)食べたい食品」の指定もあります。」

・きのこ
・野菜(本には細かく書いてありますがざっくり)
・天然物の魚(サケ、サバ、カタクチイワシ、イワシ、ニシン)
・平飼いの卵
・ハーブティー、紅茶、緑茶
・キムチなど発酵食品系(これも本には細かく書いていますがざっくり)など
(長くなるので正確な引用ではありません。ざっくり。詳しくは本でご確認ください。)

・・・きのこと野菜、キムチとお茶が大丈夫でよかった。と心から思いましたね。辛いもの大好き。

ここには載せませんが、「少なめに(たまに)食べたい食品」
も載っていました。
長くなるので、詳しくは直接ご確認くださいね。

実際やってみた

以上、引用が長くなってしまいましたが、情報を整理しつつ、ざっくりと自分なら極力避ける食品を決めて1年間やってみました。厳密にやってみることはとても無理でしたが、以下は可能な限り避けています。

・砂糖
・添加物
・小麦
・お酒 

まあ、人と外食する時にもこのルールを適用してしまうと、全然楽しめないので、主に家での生活に当てはめています。あたりまえだわ。

むしろ、外食の時はルールを破ることを決めているので、とっても楽しい。
「いつもは食べられないアレを食べよう!」
「お酒もちょっと飲もう!」
とウキウキしています。

家に戻るとまた比較的ストイックに過ごしています。たまにホットケーキを食べたりして、息抜きしますが。

全然デール・プレデセン先生の指定の通りできたわけではないので、ざっくりです。
サプリも飲んでない。そもそも、本を読んでいただければわかるのですが、リコード法というのは、食事だけではなく、数えきれない改善の連続なので、食事の改善はほんの一部です。

そして、ざっくり実施の結果は冒頭の通りです。

結果とまとめ

体重が2.3kg減って、だらしなかったお腹がへっ込みました。もともと中肉中背ですが、以前より身体が軽いです。
まだ私は認知症になっていないけれど、これからどうなるかはわからないし(まじめ)、年数が経たないと結論が出ないのでわかりませんが、食生活を変えたことで、生活習慣病全般(がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病など)の予防ができることは間違いないと思います。

スーパーのお酒とお菓子売り場の一角が、ごそっと視界から消える(また大げさ)のは、なかなか気持ちがよいものです。たまに未練がましくお酒の棚など見に行きますが、サクッと素通りが基本です。

とはいえ、食品の部分についてのみ切り取ったこの情報は、この本のほんのひとかけらです。興味のある方はぜひ一度ご一読くださいね。
アルツハイマー型認知症について体系的に理解し、予防することができると思います。実際に読んでいただけたらここにはまとめきれない深い内容であることもご理解いただけると思います。

以上、認知症予防のゆるゆる食生活改善の実況中継でした。
読んでいただいてありがとうございました!

ではまた明日。

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