保護犬との出会いと暮らし。出会いから6年目の記録

湖と犬 生活

今から約6年前、地域の動物愛護センターから一匹の保護犬を譲り受けました。よく保護犬の譲渡について「どうするの?」「手続きは大変?」「しつけはできる?」などの質問を受けるので、興味のある方のために実体験の記録としてまとめたいと思います。

犬を飼い始めたきっかけ〜我が家の場合〜

よくある話です。「どうしても、どう〜しても、犬が飼いたい!!」と、当時中学校2年生だった娘にせがまれて、「ちゃんと責任を持ってお世話ができるなら。」と約束して犬を迎えることを決めました。
まあ結局、お世話は協力してすることになってしまいましたが。
里親募集サイトなどもあるようですが、内容は様々であり、あまり理解していません。
私自身は地域の動物愛護センターで、直接出会って譲渡してもらったので、そちらでの体験リポートです。

動物愛護センター

犬を飼うなら保護犬にしよう。というのは迷いなく決まっていました。
なぜなら娘は小学生のとき、夏休みの社会参加の一環でセンターに行ったことがあり、保護や殺処分の現実などを直接聞いたり見たりしていたからです。
地域によって違うと思いますが、家の近くのセンターでは以下の流れでした。

  1. 地域のセンターの場所や譲渡会日程などを調べる。
  2. 日程調整して譲渡前講習会を受講する。確か予約は不要。その日に事前登録。名前や連絡先を記入して提出。
  3. 情報提供。後日センターから直接電話で「こんなワンコがいますけど」と連絡いただきました。そこでマッチングの日程調整なども相談
  4. マッチング。犬と飼い主のお見合いのようなもの
  5. 成立。譲渡申請書、誓約書などの記入。
  6. 譲渡。免許証などで本人確認後一緒に帰る。

など。手続きはありますが、実際やってみるとそれほど手間には思いませんでした。
譲渡前講習会も、動物を飼うときの心構えなど、わかりやすく丁寧に解説があるので、大人でも参加してよかったなあと思いました。
私の場合、マッチングの段階で初めて会った時、相手(犬)は、檻に入ってこちらを向いて、怖〜い声で鳴いていました。身体も大きいし(やせていた当時で18kg、現在25kg)、顔が怖いしで正直、「大丈夫かなあ。やっていけるかなあ。」と迷いましたが、職員さんが「いい子なんですけど、この顔のせいで損してると思います。」とナイスフォロー。笑えました。
今でも顔が怖いからちょっとびっくりされることがありますが、性格は穏やかで優しいです。
その後、センター内を散歩。このときは興奮しすぎであちこちに引っ張っていましたが「まあこれからしつけていこう」と気長に思ったこと、人懐こくしっぽを振って寄ってきてくれるのがうれしくて、すぐに「やっぱり、この子を連れて帰ろう!」と決めました。

譲渡後すぐの生活

実際、家に連れ帰った当日は2回ほど紐を噛みちぎって脱走(翌日からワイヤーに変えました)。
そのたびにすぐ自分でひょっこり戻ってきたり、近所の人が連れてきてくれてことなきを得ましたが、「自由を求めているのだなあ」と元野犬ぽい自由な魂を感じました。
慣れない環境で、戸惑っていたのでしょうかね。
その後、まだ小さかった娘に乗っかってマウンティングしたり、散歩中に突然首輪がすっぽ抜けて走り出したり、さまざまな事件を起こしながら月日は流れて今に至ります。
ひっぱり癖が強く、何年も改善できなかったのですが、「ポチパパちゃんねる」さんのおかげで劇的に改善したのは以前お伝えした通りです。

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犬の寿命を考えると「あと何年、こうして健康で一緒に楽しく過ごせるのかなあ」と少し寂しくなります。人の1日は、犬にとっては3日にあたるそうです。
1日1日を大切にするということを、こんな形で実感するとは。
私は何かあるごとに娘に、
「あなたがどうしてもというから引き受けたんだろう?あなたの犬や。」
と言うので「自分の犬だ」という自覚が強めになった娘としては、犬を飼うことの大変さや難しさは骨身に染みているらしく、たまに
「コイツが私の最後の犬や。」
と言います。関西弁であることも相まって、なんだか、
「あんたが私の最後の男や〜♪」
という演歌の歌詞みたいで笑えます。
確かに、犬を飼うには、それなりのお金と時間と、犬に傾ける愛情が必要です。
しつけも散歩も毎日のこと。中途半端な気持ちでは飼えかったなあと改めて思いますが、それでも犬との時間は控えめに言って最高です。
今もこたつ(和風)に入る私の隣で、くっついて丸くなって寝ています。

これからも保護や殺処分について微力ながらアンテナを張って、自分にできることを考えたいと思います。この記事も、どなたかと、どこかのワンコとの素敵な出会いをお手伝いができたらなあと思って書いてみました。

では、今日も読んでいただいてありがとうございました。
よい1日になりますように。
ではまた。

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